2012年3月19日月曜日

主な演目のご紹介

能「俊 寛」俊寛は今NHK大河ドラマで話題の平清盛と因縁深い実在の人物です。非情な運命を生きた俊寛はどんな人でなにを思ったのか・・・平安時代の俊寛と舞台で会えます。
俊寛役の野村四郎師VS.赦免使役の宝生閑師はともに能楽界のリーダー、重鎮であり、現在最高の贅沢なキャスティングです。舞台に立つだけで物語の世界を作り出されます。

狂言「柿山伏」次は一転して、狂言「柿山伏」は180度舞台の雰囲気が変わり、ユーモラスな世界がくり広げられます。動物の物まねなどの至芸を楽しんで、大いに笑っていただきたい演目です。また「柿山伏」は小学校の国語の教科書に掲載されている子供さんにおなじみの演目です。

能「猩々乱」双之舞最後の能「猩々乱」は猩々(お酒の好きなかわいい妖怪、オラウータンの漢名でもあります)が人間の正直さに感激して舞うおめでたい舞が見所です。これはもう難しい理屈ぬきで、歌と音楽と舞がせめぎあいスパークする、三位一体が放つ明るく華やかなエネルギーを感じていただきたいです。
今回は普通の「猩々」ではなく、特殊演出を付けた「猩々乱」それも普段は猩々が一匹のところを二匹出てくる「双之舞」で致します。非常に難易度の高い舞です。
乱の舞には「乱れ足」という波を蹴りたわむれ遊ぶような特殊な足使いがあります。
また波の上を流れ、たゆとうようなイメージの「流れ足」もあります。
より波にたわむれ遊ぶイメージが強調されています。

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