2012年6月4日月曜日

木曽漆器祭/奈良井宿場祭

2日3日はメンバーの方数名と木曽の漆器祭り(平沢)/宿場祭り(奈良井)で、
観光客の方々に塩尻能のチラシを配ってPRさせていただきました。
現場に行ってから無茶振りをしてしまったかなとちょっと危惧していましたが、
メンバーのみなさんはコミュニケーション力が非常に高く(私をのぞく・・・)、
多くの方にお話して塩尻能をPRすることができました。
子ども教室の生徒さんも4名参加してくれて、
おそらく人生はじめての(?)チラシ配りを一生懸命やってくれました。
お能と子どもの組み合わせのギャップにびっくりされる方が多かったです。
狂言の「柿山伏」が教科書に載っているので知っていて観に行きたいといってくれた小学生もいました。
塩尻で能の教室があるというインパクトは残せたかもしれません。
野村四郎先生も仰っていたように、人から人へ伝えていくことが大事ですよね。

さて、お茶壺道中はなぜか遭遇できず幻におわりましたが、
お昼には観光協会の前で山うど汁のサービスがあったのでいただきました。
お味噌汁が緑色になるくらいうどがたっぷりとさば缶ががちょっと入っています。
はじめていただきましたが、木曽の山の息吹が感じられる風味でした。
そして夕方は平沢に立ち寄り、奈良井川の岸にある「檜舞台」を見ました。
地元の方数名から「昔、能をやった舞台があるからあなたたち使ってよ」と言われたからです。
実際みると能舞台というよりはミニ国技館という感じでしたよ。
それから、平沢の町中に戻ると一軒の工房にお邪魔しました。
庭の奥の蔵から翁のような職人さんがでてこられて、
「漆器を作るときはまず道具を作るところからはじまる」と、
鯨のひげで作ったへらや人の髪の刷毛を見せてくれました。
鯨のひげは能面の裏にもばねとして使われているそうです。
今では手に入りにくい貴重な材料です。
意外なところで能と漆器はつながっていました。



0 件のコメント:

コメントを投稿